田窪 大祐

Daisuke Takubo

田窪大祐さんは、1976年愛媛県生まれのオーナーシェフで、イタリアンの世界に情熱を注いでいる。子どもの頃から料理番組に魅せられ、簡単な調理を行っていた彼は、19歳で大阪の辻調理師専門学校を卒業。当初は和食を志望していたが、イタリア料理の実習でフレッシュなトマトソースと茹でたてのパスタの美味しさに衝撃を受け、イタリア料理の道へと進むことを決意した。

卒業後、愛媛県のイタリア料理店「ロマーナ」での勤務を経て、更なる料理の勉強のために上京。南青山の「アル・ソリト・ポスト」や「アロマフレスカ」で研鑽を積み、30歳の2006年に広尾で自身がオーナーシェフを務める「リストランティーノ バルカ」を開業した。2010年に恵比寿に移転し「アーリア ディタクボ」を、そして2016年には再び移転し、「TACUBO」をオープン。薪焼き肉が特徴のイタリア料理店として知られるようになった。

田窪さんは時代の流れに合わせて店のスタイルやコンセプトを変えてきたが、現在の「TACUBO」は彼にとって理想的な落ち着ける場所となっている。オーナーシェフとしての豊かな経験を活かし、心地よい空間を提供している。