田中 知之 (FPM)

Tomoyuki Tanaka (FPM)

田中知之氏は、1966年7月6日生まれ、京都市出身である。音楽プロデューサー、DJ、リミキサーとして広く知られ、特にFPM名義での活動が著名である。音楽界での成功を収める一方で、食に対する深い造詣を持ち、その知識を活かして様々な分野で活動している。

音楽の道に進むきっかけは、18歳のころディスコでのアルバイトを通じてDJの存在を知ったことにあり、その後、雑誌編集者としての経験が音楽活動にも大きな影響を与えた。1995年にリリースされたピチカート・ファイブのアルバム『ロマンチック'96』に収録された「ジェット機のハウス」でメジャーデビューし、その後、数多くのオリジナルアルバムやリミックスを発表。音楽の分野では、東京2020オリンピック開会式/閉会式、パラリンピック開会式で音楽監督を務めるなど、国内外で高く評価されている。
2022年度より洗足学園音楽大学”音楽・音響デザインコース”の客員教授にも就任。

飲食に関しては、かつて雑誌編集者として美味しい店の取材を行い、その経験を生かして食通としても知られている。DJツアーで全国各地を巡り、その情報量とともに各界著名人からの信頼も厚い。食に関しては、一般に広まっている情報に流されず、自らの探求心を大切にし、友人たちにもグルメな店を紹介することが多い。特に、未だ広く知られていない店を見つけることに重きを置き、自身のルーティンにしている。

また、近年では、KAAT神奈川芸術劇場プロデュース公演『常陸坊海尊』の音楽担当や、東京の「Paradise Lounge」、「猿田彦珈琲 The Bridge」、丸の内テラス「THE UPPER」などの音楽監修を行い、音楽と食の双方でその才能を発揮している。